最終更新日:2022/04/01
藤田茶園
お歳暮を贈ろうと思ったとき、いつどのようにして贈ればいいのか?喪中でも大丈夫?など少し分かりにくいことがありませんか?
この記事では、お客様によく聞かれる以下のポイントについて書いています。
- 贈る時期は12月初旬~20までが一般的
- 相場は3,000円から5,000円ぐらい
- のし紙は「紅白の蝶結び」を使う
- 喪中は大丈夫だが、忌中は避け、のし紙は水引のない無地を使う
- 忌明けを待つと時期を逃す場合は、日にちをずらして「寒中見舞い」
- お返しは必要ありませんが、お礼は伝えましょう
お歳暮を贈る時期
お歳暮とは一年間お世話になった方へ、感謝の気持ちを込めて年の暮れに贈るもので、12月上旬から20日までに贈るのが一般的です。ただし、地域によって微妙に異なり、関東では12月初旬~12月31日まで、関西では12月13日~12月31日までとなります。
しかし、年末になれば実家へ帰省したり海外へ行かれる方もいらっしゃいます。また、会社の取引先関係へ贈ることも考えると、できれば20日までに届くように手配するのが現実的でしょう。(コロナ禍では帰省や海外旅行などを控える方が多くいらっしゃいますが、年末ぎりぎりよりも余裕を持ったが良いでしょう。)
お歳暮の相場
一般的には3,000円~5,000円が多いですが、特にお世話になっている方には少し値は張りますが、10,000円ぐらいのものを贈るお客様もおられます。
お歳暮の熨斗(のし)
熨斗(のし)紙は「紅白の蝶結び」をつかい、表書きは水引の上部に「お歳暮」または「御歳暮」、下部に贈り主の名前を書きます。
のし紙のかけ方には包装紙の外側にかける「外のし」と内側にかける「内のし」が有りますが、配送の場合は送り主が分かりますし、のしが破れたりしないように「内のし」がオススメです。
喪中の場合は?
贈る相手が喪中の場合
お歳暮は祝い事ではなく感謝の気持ちを伝えるものなので贈っても問題ありませんが、忌中(四十九日)は避けましょう。 忌明けを待つとお歳暮のタイミングが過ぎてしまう場合は時期をずらして「寒中見舞い」で贈ります。
こちらが喪中の場合
お歳暮を贈ることはできますが、相手によっては気にされる方もいらっしゃるので、忌明けを待ってから贈るのがスマートです。 忌明けを待つとお歳暮の時期を逃してしまう場合は、日にちをずらして「寒中見舞い」で贈りましょう。
のし紙
のし紙は水引のない無地のものを使いましょう。相手が喪中であっても、こちらが喪中であっても同じです。
2021年の寒中見舞いの時期は?
忌明けに合わせ日にちをずらして贈るのに最適だと紹介した「寒中見舞い」の時期は、松の内が明けてから立春までとされています。 松の内は関東では1月7日まで、関西では1月15日まで。 2023年の立春は2月4日となっています。
2023年の寒中見舞いの時期は
- 関東:1月8日~2月4日
- 関西:1月16日~2月4日
お歳暮のお礼とお返し
お歳暮を頂いた場合、まずはお礼の気持ちを伝えましょう。 品物が無事に届いたと相手方に知らせる事にもなるので、出来るだけ早く行います。 お礼状は基本的にはお手紙で伝えるのが礼儀ですが、特に親しい間柄だとハガキや電話、メールなどでも構いません。
お歳暮に対してお返しはしないのが一般的です。感謝の気持ちで贈られるのですから、お返ししていてはキリがありません。
しかし、目上の人に頂いたときや貰いすぎた場合にお返しすのであれば、「お年賀」や「寒中見舞い」として時期をずらして贈るのが良いでしょう。「お年賀」として贈る場合は松の内を迎えるまでに。
まとめ
- お歳暮はお世話になった人に感謝の気持ちを込めて贈るもの
- 年末は忙しい人が多いので、できれば12月初旬から20日までに
- 喪中でも大丈夫だが忌中は避け、のし紙は無地のものを
- 忌明けを待つと時期がずれる場合は「寒中見舞い」で
- お返しは必要ありませんが、お礼は早めに伝えましょう
- どうしてもお返しする場合は「お年賀」か「寒中見舞い」で